全日根へのオマージュ
―陶展―


古い韓の国の人々への慈しみが息づいた作品を発表していた「全日根」さん。
昨年の年の瀬も近い頃、急逝されました。
突然の出来事で大変驚きました。
ようやくお会いできてこれからお付き合いができる・・というのに残念でたまりません。

彼と彼の作品に敬意を込め
全日根先生の薫り高い作品を発表させて戴きます。


古い韓国の時代をベースにした陶俑や香合・陶硯・水滴・食器などを展示しています。

陶俑・・・副葬品として作られた木偶を参考にした人形で、
市井に暮らした人の姿や踊りなど民衆を慈愛をこめた眼差しで作られています。

作品は、李朝時代に基づいていますが
写しと違い先生独自の表現となっています。
作品には蝶・草花・魚・・などが何とも優しく柔らかく描かれています。
李朝の香りと日本の美とが融合された作品といえます。

全日根の世界をご覧いただきたく御案内いたします。



陶男騎俑 水滴 三島鉢

蝶文皿 蝶文皿・湯呑・急須 香炉・陶仏 蓋物

香合 楽士香炉 仮面踊俑

猪口・酒注 湯呑・急須 鎬片口・黒線文湯呑 猪口・注器


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