前壽則展 静透

福井県鯖江市の図書館長を務める前さんは
30才で独学で油絵を始めました。
目標は「世界に通じる画家になること」

その言通り
新世紀展・小磯良平大賞展など数々の入賞実績を重ね
この4月から2ヶ月間 イセ基金ニューヨークギャラリーで
個展(企画展)を実現させました。

油絵具に金箔・銀箔・和紙・膠などの日本の伝統的素材を加えて
素朴で繊細な日本の草花を細密に描く…
独自のスタイルでこれまでにない世界観を表しています。

「人生とは何か・人間 如何にいきるべきか」
これが前さんが生涯をかけた仕事なのです。
―画面を通して 直接心を打ち貫く切実さを描きたい―

描かれた自然を見つめることが慰めになり前に踏み出す力になれば…と
思いを語って下さいました。

福井弁でのジョークがとても楽しい前さんです。
ぜひ 静透な世界を覗いてみてください。





枯池
F30変形
柚子
F4
松笠・石
F0

隠れ蓑・石
F0
静物
P6

丁字
F4
紫陽花
F0
晩秋の山にて
M8


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